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刺又 使い方 取り押さえ

  刺又を使用した制圧方法(取り押さえ)の方法です。取り押さえには、胴押さえ、袈裟押さえ、足押さえの方法があります。


<刺又 取り押さえ方法>
 刺す股を使用した制圧方法です。中段の構えから実施しています。

 右足を踏み込みます。

 刺又を突き出し、左足を引き寄せて体勢を安定させます。
 刺す股が相手を捕らえたら、勢いを加えて壁または、床に押し倒します。
刺又 胴押さえ写真
<刺又 胴押さえ>
 腰の部分を刺す股で腰に押さえつけてます。
 刺す股先端のゴムが滑り止めとなり、力を緩めないと離脱はかなり困難です。
刺又 けしゃ押さえ写真
<刺又 袈裟押さえ>
 肩から胸にかけてを挟み込んで押さえつけます。
刺又 足押さえ写真
<刺又 足押さえ>
 太ももの付け根を部分を押さえます。

<床に押さえつけ>※1
 刺す股で押す勢いで転倒した場合。足払いを加えて転倒させた場合の押さえ込みです。
 刺す股で押さえ込むと、先端部分が滑り止めの役割を果たし、以外に気を抜かない限りは離脱がかなり困難です。
 しかし、押さえる(先端で挟む)ことが非常に難しく、単独での制圧は現実的には不可能だといえます。(注意を逸らせる仲間との連携が必要です。)
 また、壁や床を使用せずに押さえ込むには3本以上の本数が必要です。
 凶器を振り回していること考えると、壁に押し付ける場合でも2本以上で押さえ込む必要があります。

※1 実際に床に倒すと訓練でもかなり危険です。訓練で試すには、刺又が邪魔をするため、柔道の受け身が出来る人でも受け身をとり難いので、クッションマット等が必要です。また、実際に倒して押さえ込む場合は、凶器を振り回し、警備員その他身体に危機迫る生命の危険がないと過剰防衛になると思われます。

警備員教育内容のさすまた(刺又)に関する内容:
 >さすまた(刺又)の使い方
  ・さすまた(刺又)の効果
   ・刺又の基本姿勢と構え方
    ・刺又 使い方 取り押さえ
     ・刺又 使用方法 離脱と反撃
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