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警戒棒の基本操作

 護身用具として携帯する警戒棒と特殊警戒棒の取扱い方法に関する教育内容です。構えの等の基本姿勢や基本操作として中段打ち・下段打ち、伸縮式特殊警戒棒の取扱い等を習得し護身と警戒に使用します。

< 警戒棒 >  
特殊警戒棒の使い方
特殊警棒・特殊警戒棒の使い方
 多くの警備業務で広く携帯されている伸縮式の特殊警戒棒の使い方です。勢いをつけてしっかりと伸びきると容易く縮むことがなく、丈夫な警戒棒として機能します。
特殊警棒・特殊警戒棒の収納方法
 特殊警棒・特殊警戒棒の収納方法
 振出式の伸縮式特殊警棒・伸縮式特殊警戒棒(特殊警棒等)の収納させるためには、大きな衝撃を与える必要があります。通常の収納方法や、特殊警棒等の本体や床に傷をつけないようにする収納方法です。
警戒棒 構え
警戒棒 構え
 警戒棒を携帯した時の基本姿勢と構え方です。
警戒棒 中段打ち
警戒棒 中段打ち
 警戒棒による中段の構えと中段打ちの方法です。危険が強く予測されるとき、相手を目と警戒棒で威嚇し牽制を行います。
警戒棒 下段打ち
警戒棒 下段打ち
 警戒棒の下段の構えと下段打ちの方法です。武器を持って向かってくる相手を想定し、武器を打ち払った後、相手の足を打撃して動きを止めます。
警戒棒 両手による打撃
警戒棒 両手による打撃
 両手に構えた警戒棒の打撃方法です。警戒棒を振りかぶる間がないことを前提に、瞬時に打撃を行うことで対応する間を作ります。
<警備業での警戒棒>
 警備員が携帯する護身用具として最も広く使用されているのが本ページでも使用している伸縮式の特殊警戒棒です。特殊警戒棒は扱い易く、未使用時には縮小させることで帯革に収納でき携行に非常に都合が良い護身用具であることから、防犯等を目的とした機械警備・施設警備・身辺警備等において(携帯が制限された部隊を編成した集団の力による警備業務を除く)広く携帯されています。
 また、貴重品運搬警備においても長い警戒杖を目立つように携帯することで抑止効果を得ていますが、別に伸縮式の特殊警戒棒を携帯し有事に備えています。

<警戒棒の規格変更>
 警戒棒は、2009年(平成21年)7月1日より「警備業者等が携帯する護身用具の制限等に関する規則」の改正により規格が変更されました。従来から広く使用されている鉄鋼やスチール製の伸縮式特殊棒の他、現在ではジュラルミン等のアルミ合金製による製品が広く普及しています。
 ジュラルミン等のアルミ合金製の特殊警戒棒では、新規格により全長が一回り大きいサイズとなっています。また、規格変更により手元に鍔付きの物が使用可能となっています。

<警棒と警戒棒の違い>
 警棒及び警戒棒は使用に基づく法律等により大きさ・重量等に制限が異なりますが基本的に同じものです。使用者及び使用に基づく法律により呼称が異なるものです。
・警棒
 警察官が「警察官職務執行法」「警察官等警棒等使用及び取扱い規範」に基づき使用する場合。
・警戒棒
 警備員が「警備業法」「都道府県公安委員会規則」に基づき使用する場合。

警備員教育内容の警戒棒に関する内容:
 >警戒棒の基本操作
  ・特殊警棒・特殊警戒棒の使い方
   ・特殊警棒・特殊警戒棒の収納方法
    ・警戒棒 構え
     ・警戒棒 中段打ち
      ・警戒棒 下段打ち
       ・警戒棒 両手による打撃
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