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刺又 使用方法 離脱と反撃

 凶器を持った不審者を想定して、模擬訓練を行った結果と、基本的な離脱の方法。足払いの使用方法です。


<刺又をつかまれた場合の離脱>
 刺又の先端をつかまれま時の対応方法です。

 かまわず押し込み、相手を挟みこめた場合は、そのまま押し付けます。

 挟みこめない場合は、足元の押し下げて相手の体勢を崩します。

 押しさげた体勢から相手の掴んだ手の外側の方向に回り込みます。

<離脱が完了>
 掴んだ手が外に反り返るようになり、離脱が可能です。

 相手の体勢を崩して間髪いれずに回り込み、離脱まで完了します。
 動作が遅れると、警備員の方に振り向かれて離脱が困難になります。

<足払い>
 上半身に牽制を行い相手をのけぞらせます。

 のけぞった隙に、刺又の返し部分を足を引っ掛けて転倒させます。

 単独で相対した場合、まず成功しません。

 刺す又の返し部分の使い方を理解して下さい。


<模擬訓練を実施>
 不審者の凶器ととして長物(警戒杖)を使用しました。
 長さの差は写真の通りです。

<反撃>
 先端部分が大きいため、打撃の格好の的となり何度試しても打ち落とされます。
 体勢を立て直す為には、間合いを保つように2歩後退が必要でした。 

<刺又の放棄>
 打ち落とされたところを踏みつけられると、完全に無防備となるため刺す又での制圧を諦めて模擬訓練が終了しました。
 <刺又での制圧>
 警備員の教育内容には、単独での制圧方法があります。と、書かれています。しかし、模擬訓練の結果よほどの達人でないとほぼ不可能です。
 制圧には、気を逸らせるための複数名(1対多数)でないと、反撃を受ける危険の方がはるかに大きいです。
 対象者を囲んで、刺す又や警戒棒、警戒杖等で3名以上で対処すると、刺す又で制圧する隙が生まれます。単独の制圧や時間を稼ぐ牽制には、警戒杖の方が容易です。

警備員教育内容のさすまた(刺又)に関する内容:
 >さすまた(刺又)の使い方
  ・さすまた(刺又)の効果
   ・刺又の基本姿勢と構え方
    刺又 使い方 取り押さえ
     ・刺又 使用方法 離脱と反撃
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