警備員の道警備員教育内容応急の措置(消火設備・救護方法) > 消火栓 使い方

消火栓 使い方

 警備員が使用する可能性がある消火栓には、屋内消火栓(1号・2号)と屋外消火栓の3種類があります。しかし、実際には2号消火栓の設置は少なく、屋外消火栓については使用する機会が少ないため、1号消火栓の使い方を主に習得します。


<屋内1号消火栓>
 最も設置が多い、屋内1号消火栓です。操作には、2名以上が必要です。

 火災を発見時、消火栓が使用できるように、消火栓設置の非常押しボタンを押しポンプを起動させます。(警報やポンプと連動しています。)

 消火栓の蓋をあけます。
 中には、ノズルがついたホースとバルブがあります。

 ノズルを持ち手前に引き出すように外します。

 ノズルが外れると、ホースが止まっていたフックが外れ、たたまれたホースが外れます。

 ノズルを持って火災現場に向かいホースをしっかりと構え、消火栓に待機している相方に合図を行います。

<放水を開始>
 合図を確認した後、バルブを回して放水を開始します。
 屋内消火栓(1号)は、毎分130リットルの放水能力があるため、次の通り注意が必要です。
 放水を実施する(ノズルを持つ)警備員は、ホースを両手で持ちしっかりと腰に構え、十分に水圧に耐えれるように踏ん張りを効かす。
 相互の合図実施を徹底し、バルブを開け閉め目する警備員は絶対に合図があるまでバルブを緩めない(放水させない)。
 訓練で放水を実施した場合は、消火栓ホースが痛むことがないように消火栓に記載されて注意事項を確認し、必要があればホースを乾燥させて腐食の防止措置を行う。
 消火栓ポンプと火災受信機の復旧スイッチが別にある場合があるため、ポンプの停止確認を行う。

<屋外消火栓の使用>
 屋外消火栓が必要な事態については、既に自力での消火能力を明らかに超えている場合が多く、警備員を含め速やかに非難を実施することが優先される為、使用する機会はほぼないと言える。
 使用の際には、屋内消火栓に比べて圧倒的に水圧が強く、取扱いを習熟した警備員が3名以上必要である。(ノズルを持ち要因が2名必要)
警備員教育内容の応急の措置(消火設備・救護方法) に関する内容:
 応急の措置(消火設備・救護方法)
  ・消火器の使い方
   ・消火栓の使い方
    負傷者の搬送方法
     ・救護方法 回復体位
      ・心肺蘇生法の手順
       ・応急手当の目的と普及率
        ・救急車の到着時間と蘇生率
負傷者の搬送 へ

ページトップに戻る