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警備事故について

 イベント会場での観客の怪我。現金等の貴重品の盗難・紛失。交通誘導警備(雑踏警備)での車両の交通事故。警備員は、その業種上業務で事故が発生することが多い仕事です。


 そのために必要な教育を行い対応できるようにしていますが、ここでは事故があったときの事故責任を紹介します。
<主な警備事故>
・現金輸送における盗難事故など
 万が一を想定し、貴重品を運搬する警備員ですが、もし運搬中に武装した強盗犯に襲われた場合に現金等を守りきることは困難です。
 無理に守ろうとして、警備員が死傷するなどあってはならないことです。
 こいった事態を想定し、運搬する車両がには容易に盗まれないよう設備が備えてあり、設備があることにより保険をかけ、万が一の時には保険により運搬物を賠償します。もし、警備員が怪我すれば労災事故です。

・交通誘導警備現場における交通事故
 警備員が行う交通誘導には強制力はなく、最終的には事故責任はハンドルを握っている運転者の責任です。
 警備員が明らかに誤った誘導をした場合であっても、運転者が安全かを確認できた状況であれば運転者責任が大きくなります。安全運転義務違反ですね(-_-;)
 警備員が明らか間違った誘導を行い、運転者が安全を確認出来ない状況であってはじめて警備員にも責任があるといえます。
 そういう事故があった場合には、過失割合に応じて警備業者賠償保険により賠償をおこないます。

・施設警備における負傷事故
 警備員が常駐する施設における負傷等の事故は、現地の警備員と事故がどういう関わりかによって大きく異なります。
 通常、施設の欠陥等で怪我をした場合は、施設の所有者・管理者が賠償責任を負います。通常は、施設管理者はこれらの事故に備え施設賠償保険に加入し保険により賠償を行います。
 しかし、事故(怪我)を事前に予想され、その防止のために警備員が配置され業務を怠った場合におきた事故であれば、警備員(警備業者)にも賠償等の責任が問われ、過失割合に応じて警備業者賠償保険により賠償をおこないます。

 どういった事故に関しても、警備現場での事故では警備員は警察・消防等の手配等を行い被害の拡大防止に努めます。実際に、大きな賠償が必要な事故では、過失割合をもめるトラブルもおおく、最終的には司法判断になりますけどね・・・
 保険があれども、事故がないのが一番です。
 勤務する警備員がミスとしたときの最後の頼み綱ですね・・・。保険で賠償しても、大切な信頼はなくなりますので。
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